彫刻・ブロンズ像 >  「ラグビーボールと少年」

作者談（立川市タウン誌「えくてびあん No.186・赤川作品十二撰6」より）
「北の熊谷・南の花園」と呼ばれるぐらい、埼玉県熊谷市はラグビーの盛んな街として知られています。
そのシンボルとなるような作品をとの依頼を受けて作りました。

以前にご紹介した「コロンブスとたまご」（11月号掲載）という作品と全体の形が似ています。
若者へのメッセージを込めて作ったその作品同様、この像もテーマはズバリ「青雲の志」。
ボールの上に立つ天を仰ぐ少年、その姿に僕の考える若者像をたくしました。
駅前に立つこの像の建設工事は、混雑する昼間をさけて真夜中に行いました。
それでも予定より時間がかかり、工事がおわったのは朝の通勤通学時。
ホトホト疲れていましたが、据え付けたばかりの像を女子高生たちが取り囲み「わあ、すごい!」。
彼女たちの声を聞いて、疲れがいっぺんに吹き飛びました。

作者は、大分県日出町（ひじまち）生れ。
1974年にBONZE工房を東京都立川市に開設、銅版造形を始める。
日本各地で個展を開催。1989年埼玉県川口市都市デザイン賞・街角スポット賞受賞 。
1998年埼玉県行田市に39体の人形を設置 。これにより翌1999年埼玉県・彩の国さいたま景観賞の奨励賞を受賞。
行田市中央商店街（125号沿い）に39体の銅人形、テーマ「童の記憶」があります。
「彩の国さいたま景観賞奨励賞」受賞。

作品名 「ラグビーボールと少年」
作者 「赤川政由」あかがわまさよし
素材 「銅版」3.8ｍ
ホームページURL http://www.asahi-net.or.jp/~pj4m-akgw/